私の使ってる、古~いモーターガイドの54ポンド機。
2002年製の年代物。
とうぜんアナログ機ですよ。
ちなみに一度もオーバーホールしてません。
メンテなんて、ペラはずしてシャフトのライン絡みを取り除いたりとか、ヘッド開けて掃除と、配線や基盤の焼けが無いか、チェックするぐらい。
あとはごくたま~に、シャフトポールのベアリングをグリスアップとか。
そしてつい先日。
自宅でマウントをよくチェックしてみると。
マウントのロックを解除するロープが切れかかってる!
フットコン、あるあるですね~
最初はホムセンで適当なロープか、被膜付きのステンワイヤーでも買って来ようかと思ったのですが・・・
問題はマウントのタイプ。
21ゲーターとかだったら問題ないんですが、私のは16リトルゲーターマウント。
ロープの結び目部分が、オープンになってないタイプ。
ロープ交換に、マウントの分解が必要なやつです。
べつに分解作業はいいんですよ。
イヤなのは、インチサイズの工具を買ってこなきゃならないこと。
マウントをじっくりと観察してみます。
いちおう、結び目付近に小穴は空いてます。今ついてるロープはここから外せそう。
そして新しいロープは、この穴ではなく横のロックピンが稼働する縦穴から入れれば、なんとかなりそうです。
よっしゃよっしゃ、分解せずにロープ交換が出来そう。
ただ、エレキ本体のシャフトを固定するゲートヘッド。
このヘッドの下側だけ外せば、かなり作業がやりやすくなる。
このCリングをコリっと外す。片側だけでOK。
シャフトを抜けば、マウントのアッパーアームがフリーになる。
まあ、外さなくても作業は出来ますけどね。
気を良くしたイキオイで、うわさのGフォースまでポチってしまって、交換準備完了。
作業に入ります。
Gフォースの16ゲーターマウントへの取付作業
まずは古いロープの撤去。
もうこれはね、叩っ斬っちゃいます。
カーターの刃先を小穴から突っ込んでグリグリ。
ロープ撤去。
さてここで仮組みしてみる。
ワイヤーを横から通すとき、はたしてすんなり通るのか?
なんせパーツの固定穴を通した後に、90度曲がってから奥に入れて行かなきゃならない。
ロープより固いステンワイヤーでそれがスムーズに出来るのか?
まずはロックピン(後ろ側)をずらして割り箸で固定。
こうしないと、小穴と内部のロープが結ばれてた穴が、位置がズレてて作業性が悪い。
横穴からワイヤーを入れて・・・
スルリっと。
ぜんぜん問題なし!スルスルとワイヤーが入っていきました。
じゃあ、本番行きましょう。
このGフォース、ロープではなくステン被膜ワイヤーを使用するので、ロープのようにパーツに結んだりしません。
こんなボールエンドとワッシャーで引っ掛けるカンジ。
じつは、ロープではなくGフォースを選んだ理由が、まさにここ!
あの小穴では、ロープを新しく結ぶのはむずかしそうだったから。
このタイプなら結ぶ必要なし。
そしてホムセンやネットで買えるワイヤー、このボールエンド付きは探せなかった。
Gフォースのハンドルはどーでも良くて、このエンド付きのワイヤーが欲しかっただけ。
これ、大小2枚のワッシャー。
最初は両方入れるものだと思ってましたが。
デカイ方のワッシャーを入れると、ワイヤーが引っ掛かって通せなくなる。
小さい方だけでも、使用には問題ないようです。
ひょっとして、マウントのロックパーツの穴の大きさに合わせて、それぞれのサイズを使い分ける仕様?
このワッシャーは横穴は通らないので、プライヤーではさんで上の穴から。
そして横穴からワイヤーを入れて、うまいことワッシャーに通しつつ、ロックパーツの穴に通す。
文章で書くと面倒そうですが、案外かんたんでした。
ワイヤーは、あっさり開通。
ここでバラした部分を戻して、ハンドルの取り付け。
ノーマルのハンドルとGフォースハンドル。
見ての通り、Gフォースハンドルは旧型。
あの、″割れる″、と評判のヤツ。
これを買った理由は、
現行品に比べて、2000円以上安い。
ハンドルは最初からノーマルを再利用するつもりだったから。
つまりこの、″割れるハンドル″なんて、最初から使うつもりないんです。
だからこうなります。
ノーマルのハンドル。
これで作業は終了。
ロープ交換がやっかいだと言われてる、悪評高い16リトルゲーターマウントでしたが。
ワリとあっさりと作業できました。
最後に検査官の審査を受けます。
ぎりぎりで合格のようです。
ネットでも、16リトルゲーターにはGフォースの取り付けはたいへん、なんて情報が出回ってますが。
全然そんな事無いですよ。
やってみたら、けっこう楽勝でした。