霞ヶ浦の新利根川/洲の野原で、もっとも楽しい季節は?
それはやっぱり、5,6,7月。
アフタースポーンから真夏直前までの、2,3ヶ月間がいちばん!
・・・という、個人的な感想です。
べつに数が出やすいからとか、ビッグサイズが出やすいからとか、じゃありません。
日によっての変化も激しいし、甘噛みのショートバイトが多発する時期でもあるんですが。
でもなんか、いい釣りできた時って、この時期に多いんですよね~
というわけで、この時期はなるべく釣行回数を増やすことにしてます。
ところが、この時期の新利根川と洲の野原は、トーナメントで大繁盛。
チャプターやら、H-1やら、鋼派やらで、毎週末貸し切り状態。
やっとスキマを見つけて、行ってまいりましたが。
これがコンディション最悪の1日。
まあこんなもんですよね。
Contents
前日差マイナス8℃!
平日の月曜日。
前日にはなんかの大会があって、さらに翌日には別の大会。
プレッシャーは高値維持。
さらに翌日の大会のプラの人達が、今日はワンサカ来るだろうと思ってましたが?
意外と人が少なかった。
10人ぐらい?
前情報で、水門開放による本湖の減水が予想されてる。
これはさっさと妙岐水道に直行して、シャローが潰れる前に撃った方が良さそう。
それと前回の釣行で得た、トップへの反応も確かめたい。
予報では、お昼ぐらいから風が3mぐらいまで強くなるそう。そして私の嫌いな南寄りの風。
予想気温は、18~23℃。
ところが・・・
まず寒い!
18℃なんか、ぜったい無い! たぶん15℃以下?
スタートしてロランスの電源を入れると・・・
20℃を切ってる・・・
2日前までは28℃近くあったはずだから、ちょっと急低下過ぎる・・・
これはマズいです。
ノーフィッシュの文字が、脳内に浮かんできます。
新利根川を下りながら、シャローの様子をガン見します。
が・・まったく生命感が無い・・
トップへの可能性どころじゃありません。
妙岐水道に入る前に立ち寄ったのは、いつものフィーディング場だけ。
シャロークランクと迷いましたが。
でもコンディションが悪い時こそ、より自信の大きい方のルアーでチェックしないと。
いつものデルタフォース3/8オンス ホワイトチャート。
巻いてくるときに、たまにコンコンと何かにあたる・・
たぶんボラ。
ここはボラの群れが多いエリア。
水面の様子をじっくり観察してみますが、どうもよろしくない。
全体的に、生き物の活動してる様子がまったく感じられない・・
これはかなりヤバイ日に来てしまった。
一日中やって、ワンバイトの日ですよ、これは。
6:00 妙岐水道
さて妙岐ですが。
晴れてたのは朝イチだけ。
この後はずっと曇り。
問題は風が強くなり出してる。
この頃ですでに、風速3mぐらいはある感じです。
予報では風はどんどん強くなるはず。
これは長居は出来ませんね。
ひと流しで離脱した方が良さそうです。
1発勝負になりそうなので、巻くか撃つか決めなければなりません。
ローライトで風が強め、いかにもスピナーベイトを誘ってる状況ですが・・
撃つことにします。
さっきのフィーディング場の感じから、アシから離れてる様子では無さそうなんですよね。
いつものドライブビーバー3.5のフリリグ(フリーリグ)+シンカーストッパーでいきます。
丁寧にキワを撃っていきますが・・・
まったく釣れる気がしません。
他魚種のライズもなく、完全に死のフィールドの感が漂ってる・・
それでもとにかく、ひと流しはやりきろうかと。
妙岐のストレッチの三分の二ぐらいは流したところで。
着底したリグに、
「クンックンッ」
バイト? ロッドで聞いてみると、スッと抵抗なくリグが寄ってくる。
「違ったか? でも・・」
ティップを下げて、ラインスラッグを少し巻き取ろうとすると、ラインがかすかに右に動いてる。
ダメ元でフッキング!
「ゴンッゴンッ」
フィッシュでした。
どうもロッドで聞いてみた時、同じタイミングでサカナが手前に泳いだみたい。
危なかったですね。
メジャーがずれちゃってますが、40cmぐらい。
これは貴重な1匹ですよ。
この日はもうノーフィッシュ、すでに覚悟してましたからね。
まさか釣れてくれるとは思わなかった。
ストレッチのエンド、カスミ本湖まで撃ち終わったら、反対側をスピナーベイトで流してみますが。
やはりカスリもしませんね。
ヤバくなる前に、妙岐水道を脱出、洲の野原に戻ります。
しかしこの頃には、南西風がすでに凶暴になりつつありました。
スノヤワラではとても釣りになりません。
どんぶらと揺られながら、ボート屋のある新利根川まで戻ることにします。
11:00 新利根川
5時からスタートして、すでに11時を回ってます。
強風のせいで、思ったよりバッテリーを消耗してる。
昨晩は2時間以下しか寝てないのでかなりツラい・・
コンディションは最悪。
なんとか1匹釣れたし、正直もうこのまま上がっちゃおうかと思いました。
帰りにいつも立ち寄る、日帰り温泉。
そこの湯船に浸かってるのを想像すると、もう90%ぐらいは帰着する気でいましたが。
ところが新利根川に入ると、まったくの別世界。
風裏になってて、おだやか~な川面が眼の前に広がってる。
なんだこりゃ?
ここまで風の影響がないとはね。
それじゃあ、続行しかないです。
とりあえず松屋ボートから2本めの橋まで、と決めてから釣りを続行。
アシ際のみに狙いをつけます。
最近では、まったくやらない新利根川ですが。
以前は川ばっかりやってたんですよ。だからサカナが付くトコはだいたい分かります。
ちょっと減水気味かな?
これだと、アシ際に付けるトコは限られますね。
ざっとハイペースで流していって、本命ポイントの矢板に到着。
スーパーハイプレッシャーな超有名ポイントですが。
釣られた後でも、サカナの入れ替わりが期待できる場所なので、ひさしぶりにやってみます。
矢板の奥のブッシュに着水させたリグが、矢板の杭を通過する瞬間・・・
「ガキンッ!」
すさまじいバイト!
フッキング!
「ギョワワワワアアァァァ!」っとロッドが水面に巻き込まれる!
まったくグネらず、ひたすら重く引き込むファイトだったのでちょっとは期待しましたが・・
でもねえ・・・あのバイトの仕方と、この引きじゃあ、やっぱりバスってことは無いでしょうね。
かなり長くファイトして水面に上がってきたのは・・
やっぱり髭男爵。しかも65cm以上ありそう。
私はナマズはボートに上げない主義。
水中でフックを外しますが、フックはすでにグシャグシャ。
外す前に撮影しようとしましたが、失敗。
しかしアメナマが釣れたことで、少しやる気が戻ります。
私の考えでは、バスとナマズは行動が被ってる。
ナマズが釣れるんなら、バスも釣れる。
矢板エリアを終えて、川の対岸に移動。
ボート屋に戻りながら対岸を撃つ。
こっちは風が当たる側なんですが、こっちの方が生命感がある。
丁寧に撃っていくと、アシ際に魚影っぽいの発見。
サカナなのかどうか、ちょっとはっきりしなかったのですが。
とりあえずアタマの方っぽい方向へリグをピッチする。
するとその影が動いた!リグを追ってる!
来る!
「コツン」
フッキング!
「バシュッ」
リグが私の肩に直撃!
スっぽ抜けました・・・
それと同時に、わずかに残ってた体力もEレベル。
ヘナヘナと座り込んだまま、立ち上がれない。
時刻はすでに3時を過ぎてる。
帰投します。
15:20 ストップフィッシング
松屋さんに戻ると、ほとんどのバサーがすでにいない。
どうやらあまりのタフコンディションで、みんなお昼であがっちゃったらしい。
だいたいノーフィッシュだったようです。
それでも4本釣ってきた人がいましたけど。すごいですね。
さて、次にここに来るのは、HAYABUSA主催のイベント。
たまにはローカルトーナメントみたいなのに出場してみましょう。
ちなみにプラはいっさい無し。
それまでは、ヅ~ラヅラ♪の戸面原ダムに行こうかと。
釣れちゃったタックル
ロッド・パームスエッジプライド・EPGC665
リール・TD-Z105HL・SVスプール
ライン・YGK・G-soul X8 Upgrade 4号
ルアー・OSP・ドライブビーバー 5gフリリグ(フリーリグ)+シンカーストッパー