ラバージグといえばスモラバ。
こんな時代になってからすいぶん経ちますね~。
フルサイズのカバージグやフットボールジグ、いまだに愛用してる人の割合ってどのくらいでしょうか?
バサー全体の1%ぐらいだったりして。
ワンパーセンターズですよ。アウトローですよ。
法規や社会秩序を無視した、イカしたヤローですよ。
でもね、じつは昔から同じなんですよ。
いくらバスプロ達がラバージグの有効性を説いても、アマチュアバサーには人気がなかったんです。
みんなテキサスリグばっかり。
見た目が釣れる気しないとか、動かし方が分からないとか、テキサスリグとの使い分けが分からないとか。
スモラバは、フォーリング中の中層フワフワがいかにも釣れそうなイメージだったから、受け入れ早かったんだと思いますけど。
私はこのブログの最初の頃に書いたとおり、ラバージグに大ハマリしたタイプ。
テキサスはいっさい使用せず、カバーはすべてジグで撃ってた。
96年から2002年ぐらいまでは、ラバージグとスピナーベイトだけで釣りしてたくらいです。
ロコトーナメントにも、ロッド2本+スペアロッドだけボートに積んで出場してたりとか。
北浦のロコトーナメントで、ジグ1本で準優勝経験もあります。
まあ、3本しか積まないってのは、当時人気だった柳栄次プロの影響大なんですけど。
自前のアルミボートに2,3タックルだけ積んで、JBのバスボート軍団相手に優勝をかっさらうってマネをしまくっててカッコよかったです。
もっとも柳プロは、テキサスやライトリグも必要に応じて使ってましたけどね。
ちなみに北浦の大会のゲストプロが、その柳栄次氏。
ラバージグで持ち込んだデカバスのウェイトを2匹分と勘違いしてトーク。
スタッフに1匹のウェイトだと指摘されて、お立ち台にいた私に握手してこられたのが印象的でした。
で、今回はラバージグ本体じゃなく、トレーラーの話なんですが。
当時に愛用してた製品はとっくに廃盤。
そして長いブランクの後、新製品が出てました。
車遊びと音楽にウェイトを移してバスから離れてたあと、復活してからも直リグやフリーリグばかり使用、ラバージグを長らく使用してなかったので知らなかったんですが。
ラバージグといえばハズせないメーカーさん、ケイテックのジグトレーラーです。
Contents
ケイテック カスタムトレーラー
ラバージグのトレーラーといえば、やっぱりコレですよ。
一世風靡したケイテックの代表製品。
画像は3サイズのうちのMサイズ。
ポークの代用品として、ソフトプラスティック素材で出来たトレーラー。
日本一のラバージグ使い、ケイテック創業者の故・林圭一氏の渾身の製品。
それまでまったく存在してなかった発想で作られた独特のデザイン。
発売と同時に、数少ないジグ使い達の間で大ヒットでしたっけ。
ちなみに画像のはマイナーチェンジ後のモデル。
初期型は、フックを刺す穴が空いてたのと、素材が違ってる。
実は初期型の方がアクション良かったです。よりテロテロでやわらかい動き。
素材がやわらかすぎてチギれやすかったのか、こっちの素材に変更になりました。
いまでもそうですがケイテックの製品は実店舗にあまり置いてなく、ネットがない当時は買うのに苦労しました。
画像のパッケージは、潮来の王様の店で買ったモノ。
当時の横浜の店にはドコにも置いてなかったのに、王様の店では大量山積み状態。
商品カゴいっぱいに大人買いしましたっけ。
いまでも20パックぐらいは押入れに眠ってます。
欲しい人はメッセージを送ってください。
このカスタムトレーラー。
長所はデザインを見てもらえば一目瞭然だと思いますが。
片面キャタピラーで連続して水流を受けるデザイン。
刺し通しではなく、チョン掛けでよりアクションの自由度を上げる。
ワーム素材とは違う粘性の高い素材で、チギれなどの破損がほとんどない。
とにかくカバー撃ちに最適でした。
マイナスなトコを上げるとすれば。
トレーラーの質量が軽いので、他のトレーラーとくらべてピッチング飛距離が落ちる。
チョン掛けなのでズレやすい。
素材的に原色カラーリングしかない。
あとはメーカー的にマイナスですが、破損が少なすぎて何回も再使用が可能なのであまり売れない。
といったトコでしょうか。
重さとズレの問題は、ジグのシャンク部に太めのワームをカットしたヤツを刺すことである程度は解決出来ます。
この製品がいつディスコンになったのかは知りませんが。
おそらく2010年よりは前でしょうね。
その後10年くらいは代わりの製品は出さなかったケイテック、ようやく新製品が出ました。
フレックスチャンク
2019年でしたっけ?
ケイテックがようやく長年望まれてたラバージグトレーラーの再開発を行ったのは。
それがコレ、その名も「フレックスチャンク」。
画像でセットしてるラバージグがケイテックのモデル1ではなく、OSPのゼロワンなのはご容赦ください。
いやコレをネットで見た瞬間から、コレは買い!だと思いましたよ。
まずはチョン掛けから刺し通しに変更になったボディ部。
そして全体の質量が大幅にアップ、Mサイズで6.5gと十分に重くなってます。
素材もナチュラル気味なカラーが可能な素材なんですが、これもかなり引っ張り強度が高く破損しづらい。
表面のポークライクな仕上げもリアルで質感高い。
素材が変わったので、ケイテックお得意の強烈イカフレーバーによる味とニオイつき。
前作の片面ではなく、両面になって形状も変わったキャタピラはどうでしょう?
使ってみたインプレですが、カスタムトレーラーのテロテロ感とは方向性が違い、水押しを重視してるイメージです。
購入後すぐに戸面原ダムのシャローを撃ってきました。
ちなみに戸面原ダムでラバージグを使うには初めて。
11月に入った戸面原ダムではシャローは終わりかかっており、カケアガリとディープフラットが主戦場になってましたが、何とかシャローカバーのポケットで2本。
重くなってズレもなくなったので、前作より使い勝手が向上してます。
ただ、前作にあったような水流だけで足がゆらゆら動くような感じは無いかな。
両面キャタピラの足
カスタムトレーラーとくらべたサイズ感
コレはぜひ霞ヶ浦で使ってみたいですね。
もともと私にとってのラバージグとは、カスミのアシ撃ちですから。
はじめてケイテックの製品で妙嶬水道のアシ撃ちフィーバーを体験してから、早20数年。
令和になった今、またケイテックの新製品でアシを撃つ・・・
うーん、血湧く、血湧く