禅寺、知ってます?
禅修行するトコですよ。
座禅を組んだり、法話を聞いたり、滝に打たれたり(滝行は要確認)とかね。
最近では、いつでも好きな時に好きな期間だけ体験修行が出来るトコも増えてます。
たまには禅寺で、自分を見つめ直すのもいいですね。
ということで。
関東のバス釣りだと、修行の場といえばあそこでしょう。
関東一釣れないフィールド(最近はそうでもないかも?)
ザ・レイク津久井。
この世とあの世の狭間、人外の魔境・津久井湖。
ハンパな腕自慢たちは、すべて返り討ち。死体はすべて水の底。
真夏の大減水時のみ、その遺骨が姿を表すという・・・
あの呪われた湖ですよ。
まあ、20年以上前にバス釣り始めた頃の、私のホームレイクなんですけどね。
Contents
最近の津久井湖って?
そう、じつは最初のホームレイクは津久井湖なんですよね。
自宅から一番近い。
高速使わず、下道だけで1時間掛からない。
だからほんとは、津久井湖に普段通いすべきなんですよ。
でも90年代の津久井湖を体験した身としては・・・
やっぱ、足が遠のいてしまうんですよ。
アレは完全な恐怖体験でしたからね。
あそこまで釣れないともう、ホラーですよ。
他に釣れるトコありますからね。
一番近いのに、一番遠いフィールドになってしまってました。
ところが2000年代後半ぐらいからは、わりと釣れてるらしい。
ホント~?
釣果情報だと、たしかに以前よりは良い数字が出てるが・・・
それで去年に、ハイシーズンに2回ほど行ってみました。
ほんと、20年ぶりぐらいだったかな。
そしたら2回とも、デコり無し。これは奇跡ですよ。私には。
これまでは神の力が及ばなかった、陰惨に澱んだ水域に差し込んだ、ひとすじの太陽の光・・
実は、地元の方々の努力もあるんですよ。
ワカサギの定期的な放流とか、なんらかの対策はされているようです。
外来法施行前は、バスの放流もしてたらしい。
今年は房総のリザーバーに良く行ってます。
苦手だったドン深リザーバー、だいぶ釣り方が分かってきました。
まあこの程度のスキルで、ラスボスのような魔境に挑むのは早すぎますが・・・
ちょっと禅寺で修行するノリで行ってみました。
06:00 観光横シャロー
津久井湖にあるボート屋さんは2軒。
最上流の沼本ワンド内にある、沼本ボート。
そして中流域の津久井観光ボート。
どちらも、良いボート屋さんですが。
今回は津久井観光から。
津久井湖は夏期水位と、冬期水位があります。
冬期はフル満水。
夏期は冬季より、4m~7mぐらいの間で減水が通常。
ただ、津久井湖は元々水位の増減が激しいリザーバー。
1日の間でも、けっこう変わったりするんですよね。
この日は、夏期水位をはるかに超えて増水中。
冬期のフル満水から2mほどダウンってところでした。
水温は27.4℃。
曇りに小雨混じりの天気で、水温は終日変わらず。
濁りはちょっとだけ。
まずは観光ボート桟橋脇のシャロー。
津久井湖では貴重なシャローフラット。
この湖、シャローフラットはホントに無いですからね。
ここと沼本ワンドぐらい。
ドライブシャッドで絨毯爆撃し終わったら、粘らずに移動。
今日はお昼で上がる予定なので、一ヶ所で粘る時間はありません。
小雨の中を、対岸に移動します。
06:30 津久井観光対岸~大沢ワンド
対岸到着後、大沢ワンドに直行するつもりでしたが。
その手前のバンクで、バスっぽいライズが時々起こる。
ちょっと道草フィッシング。
雨パワーを期待すると、ここは巻きたいところですが。
でもなんとなくですが、ハードルアーで出る気がしない。
そこでドライブシャッドで流しながら、変化のあるとこはビーバー+フリリグで撃っていく。
すると、バンクに落としたドライブビーバーにアタリ。
クンッ、クンッってタイプのバイトなので、ちょっと送ってからアワセてみるとスッポ抜け。
ビーバーの爪(腕?)が両方とも損失ですよ。
でも、あまり小バスって感じでもなかった。
これは良くないスタート。
ひょっとして、スーパーショートバイトのお日柄でしょうか?
そのまま、大場所の大沢ワンドに進入。先行艇は1艘だけ。
HPシャッドテールのダウンショットリグのスイミングで、ちゃっちゃとチェック。
最奥の流れ込みまで行ってから、逆側を戻りながら流す。
つい、よそ見して、回収直前のリグの方に視線を戻すと、45cmぐらいのバスが大口開けてリグを追ってた!
ほとんどジョーズ2のようでしたよ!
向こうも私に気づいてUターン。
これは惜しい!
ワンドを出ると、そのまま上流方面に流していく。
今日は6時間の実釣時間。そして津久井湖。
もうね、プランなんか無いです。
ひたすらバンク撃ちだけするつもり。
07:40 上流へ
沼本ワンド方面へ向かって、ひたすら上がりながらバンク撃ち。
やってることは、霞ヶ浦・妙岐水道のアシ撃ちと一緒ですよ。
猿のように、延々とピッチング。
と、そこでバイト!
スッポ抜け・・・・
またドライブビーバーが、イモグラブになって帰ってきた・・・
さすがですよ。
さすが津久井湖ですよ。
私はソフトルアーは、補修して再利用してますが。
腕だけ食われちゃ、補修出来ません。
いったい、どこまで人を追い込めば気が済むんでしょうか?
名手橋まで上がってくると、沼本ワンドから出船したボートが増えてくる。
良いところはすでに他のボートが張り付いてますね。
そこで時間を見ると、すでに9時半を過ぎてる。
ここで折り返しです。
10:00 名手橋下流・8番
名手橋でUターン。対岸側に移動。
ここからまた、バンクを撃ちながら帰ります。
もうこの頃には、ノーフィッシュの可能性もチラホラと・・
通称、8番の奥に、浮きゴミのシャローあり。
期待もせずに、ひょいっとゴミマットのバンク際にドライブビーバーをピッチング。
リグが着底、ラインテンションが抜ける直前、一瞬重みが入ったような気が?
ダメ元フッキング!
つ、釣れた!
35cmぐらいしかないけど、えらくヤンチャなファイトの津久井バス。
これは助かりました~ もう今日はあがってOKな気分に。
ここから後は、ゆっくりとバンクを流しながら桟橋方面に戻っていく。
途中でダウンショットに2回アタリがあるが、テールちぎられて終わり。
結局、1匹で終了ですよ。
帰着すると、ボート屋のお兄さん、
「今日はシブかったでしょ?すんごいショートバイトだったでしょ?」
聞いてみると、食いが浅くてノラないバイトばっかりの状況だったらしい。
なんだ、オレだけじゃなかったんだ。
半分ぐらいのバサーは、ノーフィッシュで早上がりしたそう。
ひさしぶりの津久井湖の感想
まあ去年も来てるんですけど、あらためて津久井湖をやってみて感じたこと。
まず、むかしにくらべて魚影が濃くなってる。
むかしの津久井湖なんて、1日やってアタリが1回なんてざら。
バンク周りがゴロタっぽい岩場が多く、あんがい根掛かりが多い。
リザーバーだと、沈み立木などが根掛かりの原因になりやすいですが。
津久井湖の場合は、岩のスキマにシンカーなどが挟まりやすい。
まあ、すぐ外せるんですけどね。
でも、これはちょっと意外でした。
景色が良い。
街から近い割には、あんがい景観が良いです。
場所によっては、かなり秘境感もあり。
けっこう楽しめました。
今日は1匹だけですが、バイトの出方、そしてなによりも、バイトが出たスポットを振り返ってみると、良い時にちゃんとやれば、4,5匹ぐらいはイケそうな気もしてくる、最近の津久井湖。
すっかり印象が変わりましたよ。
ちょっと通ってみようか、って気になったかも?
ただ一つだけ懸念が・・・・
これは90年代に通ってた頃から感じてた(というか体験した)事ですが・・・・
この湖・・・
なんか怖いんですよ・・・
霊感あるわけじゃないんですが。
ここは、どうも不気味です。
っていうか、ここでは一度だけ、霊体験があるので。
この湖だけは、水の中に手を入れたくない。
ちょっと手を入れれば、かんたんに取れる根掛かりであっても、一度手を入れると、白い手が何本も水中から伸びてきて、水の中に引きずり込まれそうな不安感が、どうしても消せない。
まあバカげた妄想だとは、承知してはいるんですが・・・