真冬のエリアトラウト。
今回は2年ぶりの、″小菅トラウトガーデン″。
奥多摩湖から10分ぐらい山梨県側に走った谷間にある、こじんまりしたエリアですよ。
このエリア、狭いとか、サカナのアベレージが小さめ、とかのネガな部分はありますが。
小菅独特のポイントがあって、コアなファンがしっかり付いてる場所でもあります。
このねこバスも、ここはけっこう好き。
ただし平日限定。もしくは日曜日の午後からのみ。
狭いんで、クロスキャストになりやすいですからね。
慣れてる常連さん達は、こっちのルアーのレンジとリトリーブスピードを見切って、クロスさせてもオマツリしないポイントで投げてきますよ。
今日はちょっと目的があって、ここを選びました。
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小菅名物スーパーショートバイト
その目的とは。
来る途中にある、関東を代表するワインディングロード、奥多摩周遊道路を爆走するため
じゃなくて。
手元に感じられないアタリを取る練習。
エリアトラウトはどこもスレまくってるので、ものすごいショートバイトは普通ですが。
ここ、小菅は特別。
サカナがルアーにバイトして、ペっと吐き出すまでの時間がタキオンですよ。
ポンドの水がスーパークリアなので、バイトの瞬間が目視できる時もしょちゅうですけど。
見えてんのにフッキング出来ない!
それぐらい速い!
私の飛天御剣流より速いんですよ。
だから、たまに鍛え直すために来ます。
じっさい、バスでカバー周りをフォールで釣る時に役に立ってる気がするんですよね。
ラインにも出ないバイトを、なんとなく感覚で捉える練習。
なかなかパターンが見つからない
お昼すぎに到着。
さすがに平日の午後ですよ。
他の釣り人は2人だけ。
2人とも、縦師のようです。
小菅はフロントフックの聖地ですからね~
私は縦の釣りはやりません。トラウトはマキオンリー。
いつものパイロットルアー、NOA1.8gの手塗りブラックから。
あっさり釣れた。
小菅って、いつも最初はすぐ釣れるんですよ。
でも連発させるのが難しい。
今日もそう。
カラーやウェイトをローテーションしてって、3匹は追加したんですけど。
その後が続かない・・・
広くレンジを変えて探ったり、ハードルアーとローテしたりと、1時間ぐらいウダウダと。
ようやく見えてきたのは。
どうも50cm~1mの間を、なるべくスローにフフフワ漂わせる動きが一番反応がいい。
しかも波動が強めのモノには反応がうすい。
こうなると、手持ちの戦力ではちょっときびしい。
クランクでは食わないし、軽量スプーンも手持ちのはアピール強めのモノばかり。
フェザーで何本か釣ったんですが、だんだん強風になってきた。
もはやフェザーはキャスト不可。
そこで思いついたのがアレ。
逆風でもすっ飛んでいく遠投性があるのに、水中ではふわふわデッドスローリトリーブが可能なヤツ。
普段はめったに投げない、バスディの″ペレットペレット″。
これをミドストみたいに、シェイク混ぜながら巻いてみる。
カラーはまんま、″ペレットグリーン″
ドハマリ!
連発モードに突入。
面倒で写真を撮るのはやめましたが、ずっと釣れ続けます。
っていうか、ペレットペレットで20匹ぐらい釣ったところで飽きてきました。
時間はもう15時。
16時には上がりたかったので、最後の1時間は違うことやりたい。
小菅は山に囲まれた盆地のような地形です。
そのせいで冬は15時くらいから直射日光は届かない。
なんかすでに夕マズメみたいな雰囲気になるんですよ。
そしてこのぐらいから、だんだんと動き始めます。
それまではボーっとサスペンドしてたのが、さかんにクルーズし始めたりするんですね。
表層のモジリなんかも多くなってくる。
「そろそろトップか?」
得意のラッキークラフトのポッパー、ポコポコクラピーでポコポコやりまくるが無反応。
ポッパーがダメならコレ?
ジャッカルのミッツドライ。
これ、どっかのエリアで拾ったヤツ。1個しか持ってない。
これが大当たり!
さっきのペレットペレットを超える連発モードに突入。
一回キャストして巻いてくる間に、イルカショーみたいにバコバコ出まくる。
もう何匹釣ったか、まったくカウントしてません。
釣れすぎて飽きたというか、疲れちゃったところで16時。
片付けてゲストハウスに戻ります。
山小屋風でオシャレ。
名物おばちゃんに挨拶して帰宅ですよ。
小菅トラウトガーデン。
たまに来てみると、やっぱりイイですよ。
プリのデカバス狙いが始まる前に、もう2,3回ここで感覚を養っておかないと。