私は仕事の関係上、9月はほとんど釣りに行けません。
行けても、最初か最後の週に1回ぐらい。
バス釣りのハイシーズンをほぼ一ヶ月逃してしまう、この仕事が憎い!
・・・が、しょーがない。
釣りに行けないので、ずっと思ってた事でも書こうかな。
日本のバスの個体数が減少、釣り場の環境とサカナを守れ! なんて啓蒙活動も盛んになってきてるワリにはあいかわらず行われてる、いくつかの虐待行為。
それらの中でも、とくに思うのが、
「そろそろ、ライブウェルにバスをキープするのをやめる時じゃないの?」
それと、
「スポーニングベッドのサイトフィッシング、すべてのトーナメントで禁止にしません?」
って事です。
これは、完全な私見です。
あくまでも私だけの考えであり、それが全体にとって正しいかは知りません。
ですので、これは完全なチラシの裏コンテンツ。
まあ、私のブログそのものがチラ裏なんですが。
ま、適当に読み飛ばしてくだされば、これ幸い。
Contents
トーナメントはライブウェル不要の時代へ
先日に参加したハヤブサ主催のミニトーナメント、「青木大介チャレンジカップ」。
サカナをキープしない、デジタルウェイイン方式が採用されてました。
どうもハヤブサ主催のバストーナメントは、これからはすべてこのスタイルになりそうです。
そしてこの度発表された、USでの新トーナメント団体(番組?)、MLFのツアー。
B.A.S.S.とFLWのトップアングラーを選出して、オールスター戦のような企画トーナメントを行うMLF。
MLF自体はけっこう以前からありましたが、今回からまったく独自ルールと、高額賞金で始動するようです。
MLFのルール、かなり独自性が強いモノが多くて、とてもエキサイティングなのですが。
私がもっとも注目したのが、デジタルウェイイン方式(みたいな)を採用してること。
ライブウェルにキープしないんですよ。
釣ったサカナは、ボートに同船したマーシャルとカメラクルーで検量。
検量後は、とっととリリース。
その他にも、サカナをボートにぶつけたり、ラインブレイクしたり、とにかく魚体にダメージを与える行為には、すべてにペナルティが課せられます。
自由に泳いでたサカナを、せまいライブウェルに複数匹もいっしょに入れられ、その後何時間もボートで引き連れ回される・・・
かなりのダメージが掛かるのは、誰でも想像できますよね?
検量後にリリースされたサカナの何割かは、確実にデッドになってるんじゃないか?
いつもそう思ってました。
検量前に死んでしまうケースも、トーナメントでは必ずと言っていいほど起きてますしね。
スマホも無かった昔とは、いまは違うんですよ。
一体いつまで、サカナをビニール袋に詰め込んで運び、古臭いハカリに乗っけて検量、なんて行為を続けるんでしょうか?
サカナを持ち込まないと、ウェイインショーが成立しない?
アレ、むかしから思ってたんですが、「ショー」として成立してます?
あのへんの演出は、やり方次第でどうにでもなるでしょう。
賞金額や出場選手の豪華さでいえば、おそらくアメリカ最高峰のトーナメントになる可能性の高いMLF、このMLFからライブウェル廃止が発信されるのは興味深いです。
日本でもハヤブサ主催のトーナメントがすでにライブウェルを不使用ですし、出来ればH-1グランプリのようなメジャーなトーナメントがデジタルウェイインを採用してくれれば、いっきに広まる気がするんですよ。
まあ、参加選手全員のボートにオフィシャルを載っけるのは、かなり厳しいでしょうけど。
あとはローカル団体だけど影響力のある、TBC、NAB、SINZANKAI、WBSとか。
霞水系をホームにするWBSなんかは、もうマストじゃないかと思うんですけど?
だって関東で、霞ヶ浦、北浦ほど魚影の薄くなったフィールドは無いですよ。
WBSはもともとオフィシャル載っけてますしね。
もともと選手数が少なく、全ボートにオフィシャルが同船するスタイルの、バサーオールスタークラシック。
これなんか、いちばん導入しやすいじゃないですか。
影響力も相当あります。
ここ数年は、ライブカメラも同船してます。

https://basser.tsuribito.co.jp/allstar/the-history-of-allstar-classicより
近い将来、ライブウェルの装備が無いバスボートが普通になる時代がくるかも?と期待してます。
ネストのサイトフィッシング
これはもう、こんな残酷行為は無いと思うんですけど?
人間に置き換えて見てください。
せっかく一緒になったのに、子供が出来た途端、グータラなデブ妻は家出。
いきなり父子家庭にされ、たくさんの子供を面倒見るのは、お父さん一人。
カニバリズムな隣人たち(コイ、フナ、ブルーギル)は子どもたちを食い殺そうと常に狙ってる。
仕事も行けず、飯も食わずにつねにマイホームを守ってきたのに。
あとちょっとで、子どもたちは独り立ちだったのに。
あとたった1日でよかったのに。
そんな頑張ってきたお父さん、人の心を持たないアナタに釣られて、ライブウェルに拉致監禁・・・・
やっとリリースされて戻ってきたお父さんが見たのは・・・
無残にも食い荒らされた、我が子達の原型を留めない遺体の山。
湖底に低く、いつまでも響く、お父さんバスの慟哭・・・
どうでしょうか?
後ろめたい気持ちになりませんか?
バスをいっぱい釣りたい。
自分のホームレイクにバスがもっと増えて欲しい。
バサーはみんな思ってますよね。
なのにネストの釣りはやめない。
矛盾してませんか?
まあバス釣りは、キャッチ・アンド・リリースというスタイル自体に、最初から矛盾や欺瞞を抱えてる遊びです。
ほんとにサカナが大事なら、最初から釣らなきゃいいだけ。
ですので、私自身もあんまり声高にきれいごとを言うのは避けてきたんですけど。
ただ、ネストのサカナをサイトで狙うって行為だけは、どうしてもね。
そりゃミスでバスを傷つけたり、最悪殺してしまうこともあります。
でも最初からネスト狙いは、完全な確信犯。
そう意識してないだけで、最初からドス黒い殺意に満ちてますよね。
しかも、一家惨殺系ですよ。
ネストを探してシャローをうろついてるボートなんて、次の犠牲者を探して街をうろつく殺人鬼のように見えてしまいます。
まあ個人のバサーに、こういった考えを押し付ける気なんか、まったくありません。
でも団体によるトーナメントは違う。
以前から、いろいろと啓蒙活動してるわけですから。
言い換えれば、普段から綺麗事を言ってきてるんですから。
いいかげん、ネストの釣りを禁止することを真剣に検討、というか採用すべきだと思うんですよ。
いまだに春の試合のウイニングパターンにネストの釣りが出てくるのって、ちょっとどうかと思うんですが?
津久井湖のように、スポーニングベッドになるエリアを一定期間は禁猟区に設定してるフィールドもあります。
津久井湖のこういった試みが、もっと全国に広まればいいな、と思ってます。