アフタースポーニングって難しくないですか?
回復期に入りさえすれば、イージーにバンバン食ってきたりしますけど。
私がとくに苦手なのが、スポーニング直後よりも回復期直前。
バイトはけっこう多いのに、やたらとすっぽ抜けやバラシが多発する時期。
なんなんでしょうね?
アタリはがんがんあるし、ボート際までのチェイスも、1年でいちばん多い気がするんですが?
なんかこう、ルアー全体を食ってないカンジ。
めったにトレーラーフックをスピナーベイトに付けない私が、この時期は必ず付けるようにしてます。
今回はそんなタイミングにがっつりハマってしまった、なんともフラストレーションのたまる霞ヶ浦・洲の野原の釣行記。
ここ10年ほどでは、過去最多のバイト数だったのに・・・
今回はなるべく短くまとめます。画像もピンボケばっかだし。
Contents
05:00 スタート
平日なのに、あいかわらず大盛況の松屋ボートさん。
なんか身内系のトーナメントでもやってるのかと思いました。
聞いてみたら、″鋼派″の試合が近いのでプラクティスに来てる方々らしい。
そういうトーナメントも、ひさしぶりに出場してみたいですね。
H-1とかも、興味あります。
いつも最小限の機材しか持ち込まないので、セットアップは速攻で終了。
ハイデッキもラダーもショートマウントも、今どきの機材は何もなし。
なんせ車が、いわゆる峠使用の走り屋系なので。
あんまり荷物は積めない。
ちなみにこのバウデッキ、1994年から使ってます。
新利根川下流の水温、23℃からスタート。
まっすぐスノヤワラに向かいます。
事前情報で、例年よりも水中の季節進行が2週間ほど遅い、と聞いてます。
ということは、サカナはかなり浮き気味じゃないか? ふらふらとカバーの外をうろついてる可能性が高い。
じゃあ、巻きまくりです。
去年にゴーマルが複数釣れたのも、まさにこの時期。
まずはブレイクが寄ってる狭めのシャローか、それとも広さのあるフラットがいいのか?を確認したい。
最初に入ったのは水門エリアのポイント。
05:30 洲の野原・排水機場
先行艇がいます。プラの方でしょう。
ジャマしたくないので、本命のスポットには入りませんでした。
で、まわりを観察すると、けっこうボイルというか、モジリがある!
ボラのライズとは違う、すごくバスっぽいモジリ!
洲の野原ではあんがい見ないけど、こういうの。
急遽トップウォーターに変更です。
トップルアーはあまり持って無いけど、最初に目に入ったポッパーに付け替え。
メガバスのPOP-MAX。
キャスト。そして着水と同時にすばやく2,3回スプラッシュ。
瞬間だけポーズして、またスプラッシュ。早めにわりと連続して動かし続ける。
これ、エリアトラウトで覚えたポッパーの使い方。
スレたサカナには、ポーズでルアーを見せるのは逆効果。
ポーズなんか、むしろしない方がいい。
2投目。
着水。スプラッシュ。
ボション! 出た!
乗らず!チクショー!
結局5分ほど投げ続け、あと2回出ました。しかし全部ミスバイト。
う~ん・・この乗らなさ・・・まずい予感がします。
つぎに様子を見たかった、広めのシャローフラット。
ここも先行艇あり。しかも私が想定してるサカナのポジションの真上を流してます。
二人乗りで、なんかギャーギャー騒ぎながら。
・・・・ここは諦めます。
妙岐水道に向かう途中、稲敷大橋手前のドシャローポイント。
普段はあまりやらない(アメナマしか釣れないので)スポットなんですが、さっきのシャローフラットがやれなかったので、ここで代用。
いつものスピナーベイトの、ミドルディスタンスみだれ撃ち開始。
すると4投目ぐらいで、
ガンッ
ミスバイト。
着水後からけっこう巻いて来てからのバイトでした。
おお!いるじゃん!
また巻いてると、ボート際のピックアップ時に下から出現。
40cmぐらいのヤツ。
とーぜん、Uターンされました。
食い損ねもですが、問題はバスの登場の仕方。
スピナーベイトの後ろからではなく、ボート下から。
つまりボートよりさらに沖側から食ってきた。
ここは沖の真珠棚まで、水深1mぐらいの広範囲なフラットになってるんですが、こっちが思ってる以上に散らばってるのかも?
ほんとうはここで、バイブレーションプラグなんかの360℃回転キャストに切り替えるべきだとは思ったんですが、どうしても妙岐水道に先に入りたかったので断念。
鋼派のプラの人達に先に入られ、ハードルアーを投げられる前にやりたかった。
ちなみに、本湖沖からバスボートで入ってくる人は問題じゃありません。
彼らはベイトフィネス系のアシ撃ちが多いので、私が今日やりたかったプランとは被りませんから。
06:20 妙岐水道
なんとか妙岐水道の入り口に一番乗り。
水面は泡だらけ。
はじめて来た人なら、とても釣れる気がしないでしょうね。
でも問題なしです。これがデフォルトですから。
ところがここで、卑怯なトラップにハメられました・・・
アシ際ぴったりにデカバスを目視。
かなりデカイ。55cmぐらいはあるかも?
このバスを見ちゃったせいで、すっかりフォームが崩れてしまう・・
ついつい、ジカリグのタックルに持ち替えて、アシ撃ちを始めてしまいました・・
結果から言うと、アシ際ではノーバイト。ただしボート側までスイミングさせながら巻いてると、途中でけっこうアタる。
ようやく我に返って、最初の予定通りマキモノで攻め直します。
地獄の甘噛み大会スタート
ここからは総括というか、この日の結果や状況を振り返りつつまとめます。
明確なバイト(ティップがガンッと入るような)は、なんと15回以上もありました。
そのうちの2回などは、バットまで絞り込まれるビッグバイト。
しかしどれも、プンッってカンジでバレてしまう。
フックが口に入ってないのか?
あと、ボート際までのチェイスも10回以上。
こういうのって、この時期の特徴ではあるんですが、今日のは特別。
これほど多くのバラシははじめてです。
これだけアタっておきながら、いまだに1匹もランディング出来てません。
10回目のバラシをくらった時なんか、タックルを湖に投げ込みそうになりましたよ。
だがようやくフッキングが決まったサカナに出会えた。
スーパーピンボケ・・・・
この心優しいバスは、38cmぐらい。
完全に精神が崩壊しそうになってたのを救ってくれた、貴重な1匹でした。
その後も、巻いてくるレンジとコースは一定のままで、ルアーだけをローテーションさせながら頑張ってみますが、さらにミスバイト地獄は続きます・・・
最後のバイト。まるでシーバスのアタックのような、ドギャッ!とした強烈なバイトがデルタフォースを襲いました。
瞬時にバットまでへし曲がります。
腰を使ってぎゅんとフッキングすると、いったんはノったように思えましたが。
2秒後には、プンッっとフックオフ・・・・
これで完全に戦意消失。
帰着を決意します。
ま、まあ、あのバイトはほぼ間違いなくナマズですけどね。
あのガツンッっとしたアタリ方、アメナマ特有のモノ。
あれがもしバスだったら・・・
・・・考えたくもない。
結局、釣果はたったの1匹・・
あれだけのバイトやチェイスを得ておきながら、たったの1匹・・・
ほんとに、この季節はいつもムヅカシイ。
へたにバイトが多いだけに、よけいにヘコみますね。
ただ、あれだけの数のサカナが妙岐水道に入ってたのは、素直に嬉しい。
一時期はまったくアタリもない状態が、何年も続いてたんですから。
復活ですよ、妙岐水道。
また次回にがんばります。
釣れちゃったタックル
ロッド・パームスエッジプライド・EPVC604
リール・TD-Z105HL・SVスプール
ライン・ユニチカ・シルバースレッドPE 3号
ルアー・エバーグリーン・スーパーデルタフォース 3/8オンス シングルウィロー