プリ?アフター? スポーニング期の新利根川

やれやれ、やっと来れましたよ。

今年初の霞ヶ浦・新利根川。

今年から仕事の部署が変わったせいで、少し釣りに行きにくくなっちゃった。

どうにか都合がついても、H-1だのタックルアイランドだの、やたらトーナメントが多い松屋ボート。

なかなかタイミングが合いません。

今年はなぜか、水中の季節の進行が遅れてるらしい。

5月なのにまだスポーニングが終わってないとか?

ずっと夏のような陽気が続いてたのに、今日に限って気温が8℃もダウン。

しかも北東の強風。ウソみたいに寒い。

これは洲の野原(スノヤワラ)は行けませんね。

新利根川で心中しかありません。

天候のせいか、日曜なのに平日よりバサーの数が少ない。

今日はかなりヤバイ状況に見えるんですが、どうなるか?

松屋

Contents

05:30 スタート 上流へ

スノヤワラに出れない以上、圏央道方面の上流を目指すしかありませんが。

片道10km以上の距離と、往路で風速5mの向かい風になるのを考慮してエンジン船をレンタル。

松屋エンジンレンタル

このボート、バウにエレキのマウントがセット済み。

セッティングが少しラクで助かります。

魚探は両面テープで船体に貼り付けちゃう。

エンジンでスタート。

まずは1本めの橋を越えたあたり、ブレイクがバンクのアシに寄ってるエリアをチェック。

今日がアシ際なのか、ブレイクなのかを見極めたい。

昨日まではアシで釣れてんですよね。

でも今日は朝から結構な強風。

北東風なので、川筋に沿って吹き抜けてる。

アシ際もかなりザブザブ。

エレキを降ろして、スピナーベイト。

今日はめずらしく、ノリーズ・シャローロールがスタメン。

状況を考慮して、いつものデルタフォースよりも強くしたかったから。

矢板エリアまで撃ち続けますが、魚の気配はまるで無し。

魚探をチェックしてても、ブレイク周辺にも魚が写りません。

シャローもブレイクも魚がまるで居ない。

これはマズいですよ・・・

とりあえず上流の真珠棚まで上がるか?

エレキを上げてエンジンスタート。

前方に3艇ほどボートが見えるので、デッドスロー。

東中神橋を抜けて、川が右にベンドする部分に差し掛かる。

とにかくなるべく早く、シャローかブレイクかだけは見極めたい。

なにかヒントはないものか?

ボンヤリ考えながら、ずっと先にいる自前のアルミのバサーに目を向けると・・

釣っとるやんけ!

アシ際からサカナを抜いてます!

これはもう大ヒント!

とりあえずアシ際が生きてる事はわかりました。

さて、次に考えるのは、なぜこのエリアのアシ際が生きてるのか?

そりゃやっぱり、新利根川のこの部分だけ北西側にベンドしてるからじゃないですか?

ボートを止めて分かりましたが、この辺りだけ少し風裏になってる。

アシ際がダバダバじゃないんですよ。

釣ったアルミの兄さん、そのまま上流に流して行きました。

彼が釣ったのは川の右岸ですが、私はあえて左岸から始めます。

この日の風だと、右岸も左岸も風の当たり方は同じ。

だったら、アシ際により水深がある左岸の方がストックは多いハズ。

握ったタックルは私のメインウェポン。

エッジプライドEPGC665にTD-Z+SVスプール

そしてOSPのドライブビーバー 3.5 フリリグ+シンカーストッパー

シンカーは今日は7g。

私にとっての長曽祢虎徹・真打ですよ。

ビーバーのカラーは、溺愛のエビミソブラック!

OSP

私のバス釣りの60%以上は、この組み合わせで成り立ってます。

ドライブビーバー炸裂

第一投。

水中の倒れアシに絡んだリグ。

かるく揺すって、プンッと外す。

すると、「カカンッカカッ」っと明確なバイト!

フッキング!

OSP

本日の1本目は30ちょい。

ちっちゃいけど、かなり嬉しい。

吹っ飛んだワームを付け替えて、撃ち続ける。

4投目ぐらいかな?

着底後のワンアクションでリグが浮いた時、リグの重さが消える。

フッキング!

40アップ

細身の40アップ。

細いけどやたらと引いた。

そして次。

今度は手元にくるバイト。

アタァッ!!

OSP

35,6cmぐらい。

ここで対岸に移動。下流に向けて流してみる。

ピッチング。かるくアクション。ラインが走った!

アリーヴェデルチ!

ドライブビーバー

40はないか?

今日の新利根バス、リグを咥えてる時間が長い。

風のせいか、警戒心が薄れてるんでしょうか?

DNA刷り込みレベルでスレきってる、いつもの新利根バスとは思えません。

そんな事思いながら前を見ると、またラインが走ってる!

オラァァ!

よし、また40アップ!

さっさと取り込もうとしたら、他のバサーがガン見してるじゃないですか!

こりゃ、かっこいいランディングしなきゃ、ですよ。

無意味なカッコつけやってたら、バレちゃった!

これはカッコ悪いですよ。

演技力全開で、クールにリグを直してピッチング。

またラインが走った!

今度は瞬殺でランディング。

これ。

ピッチング

リアルカラーのビッグベイトではありません。

私の最小記録を塗り替えかねないバス。

自分の体長の半分近いワームをキレイに食ってます。

さっきのバサーにこれも見られました。

私、もうダサダサですよ。

もう一投したら移動しようかな。

ラストキャスト。

「カンッ」

マジ? フッキング!

ドライブビーバー

36cmぐらい?

この連続バイト、わずか200mぐらいのストレッチの両岸で取れた。

私の拙い経験上ですが。

5月って、スポーニングだけでなく、田んぼからの水や水位の変化などで、バスが一斉に大きく移動することが多い気がしてます。

普段いる所から消え去ってしまって、特定の場所に溜まったりするんですよ。

過去には、水門の浚渫部分、3.5mぐらいのとこに何十匹も集まっていて、クランクで入れ食った事もあります。

私に大ヒントをくれたアルミのバサー、ここで粘ってれば良かったのに。

圏央道方面は風で壊滅

風向きからしてダメだろうな、と思いましたが。

せっかくエンジン船レンタルしてるから、一応は行ってみました、圏央道。

でもやっぱり。この辺りは強風すぎて釣りになりません。

釣果にはもう満足してたので、ここでターン。撃ちながら戻る事にします。

14時にはアガリですね。温泉入りたいし。

真珠棚の手前あたり。

今日は不発のシャローロールを巻いてたんですが。

隠れ杭が乱立した間を走ってたシャローロールが、水中で急停止。

根掛かり風。いや、デカバス特有の、「根掛かりじゃないよ?バイトだよ?」ですよ!

バイト時の私の体勢が悪く、ちゃんとフッキング出来なかったので、とりあえずゴリ巻き。

浮かしてみたら、50あるかないかぐらい! けっこうデカイ!

フッキングが甘かったので、追いアワセを入れてみたらポロリ・・・

バレた・・・

あ~あ・・・

本日最大魚だったのに・・・

連日の勤務と寝不足でボロボロなのに、気力で撃ち続けていましたが。

ここで心がポッキン。

エンジン掛けて帰着します。

新利根川の達人たち、いつも私の倍は釣ってきます。

今日は15匹がトップだったかな?

サイズは45cmが最大。

う~ん・・最後のスピナベフィッシュが捕れてれば、ビッグフィッシュは頂けたのに~

番外編・ワームの補修

今日がんばってくれたのが、OSP・ドライブビーバー

ドライブビーバー

この子達、補修をかまして第2の人生を送らせてやらねばなりません。

使うのはもちろんコレ。ワームの補修でおなじみの

補修

固まった接着剤に、弾力があるのがキモ。

コレと爪楊枝さえあれば、裂けたソフトルアーも黄泉がえる。

ちなみに、補修して黄泉がえらしたワーム、私は「ウォーカー」と呼んでます。

なんのことか分からない方、米ドラマの「ザ・ウォーキングデッド」を観てください。

世界中で大ヒットした、ゾンビ物のドラマです。初期のシーズンはほんとに面白いです。

最近はグダグダですが。

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