日本の夏 戸面の夏

ヅラりと来ました戸面原ダム。

ずいぶんとオヒサ。

もうね、今年から仕事が土日休みになったせいで、すっかり足が遠のいてしまいました。

だって土日の夕方のアクアラインの渋滞、殺人的すぎます。

行きは2時間掛からないで行けるのに。

帰りは5時間以上掛かる時もあるくらい。

ちょっとやってられませんよ。

しかし私の職場はアメリカの休日に従ってます。

ホリデイ・イン・USAですよ。

そして時差のおかげで、日本では月曜が休みになります。

普段は土日休みのワタシの場合、祭日があると土日月の3連休になるんですね。

そんなわけでやっと来れた戸面原ダム。

念願の平日釣行ですよ。

まだまだ真夏の状況を引きずってると思われますが?

さあ、はたしてどうなるか。

OSP

Contents

06:30 スタート

ちょっと遅刻したので、20分遅れぐらいでスタート。

平日なのでヘラ師さんは一人だけ。

バサーが10人ぐらい。

減水250cm。これはトズラのマックスです。

戸面原ダムは農業用水のみを行うダムなので、たとえば津久井湖みたいな多目的用途がありません。

ゆえに頻繁な水位の変動はなし。5月~8月に放水で水位を下げていって、9月には放水をストップします。

あとは雨まかせに水位を上げていって、来年まで満水のまま。

今日のこの2.5mの低水位、8月からずっと安定したままです。

すっかり落ち着いちゃって、水位変動の悪影響は無いでしょう。

水温は桟橋で28.8℃。

午後には全域で30℃の、夏真っ盛りの水温。

この水温だったら夏の定番、縦ストの釣りでイケそうでしょう。

去年炸裂した水深10mオーバーでの浮きカバーの釣りとか。

減水でトズラのワンドの多くは消滅してしまってるし、水位と水温からしてバックウォーターも無視です。

本日のプランは本湖限定。

それも桟橋から近場のいくつかのスポットを、時間差で何回も入り直すプラン。

湖を漂流し続けるのが好きな私、エリア限定で同じ場所をグルグル周りまくるなんて、めったにやらないプランです。

いつものウォーミンアップ場、すでにボートが2艘入ってたのでスルー。

水中に馬の背があるワンドへ移動。

減水で露出した沖の立木周辺から。ドライブシャッド4インチでカルくさわってみる。

小バスのチェイスのみなので、バンク側へ移動。

通常水位だと、規模大きめの浮きゴミがあるエリア。

今日は浮きゴミはほとんど消滅。乱立した立木のみ。

そのエリアに入る直前、入り口横のバンク際でボイル!

ストンっとOSP・ドライブシャッドをキャスト。

着水と同時にバイト!

ちょうどバスの走った鼻先に落ちたみたいです。

ラグゼカマー666、いい感じにベントしてます。

この2000円ぐらいで買ったサオ、いったい何匹のバスを釣ってくれたんでしょうか?

ドライブシャッド

35cmぐらい? 戸面原ダムにしてはまあまあ。

まぐれフィッシュですが、速攻で釣れたのでとりあえず嬉しい。

ロッドをメインウェポン、7gフリリグ+ストッパーのロッドに持ち替えて、慎重に奥のエリアに侵入。

まずはわずかに残ったバンク際の浮きゴミに、そっとピッチング。

具は毎度おなじみ、OSP・ドライブビーバー3.5のエビミソブラック。

やはりまったくアタらない。

そこでゴミより沖側の立木に落とし込んでみる。

水深は5m。

魚探には2,3mに魚影が多く写る。なのでその辺までフリーフォールさせてからクラッチ入れて、あとはシェイクしながらスイミング。

スイミングに切り替えた瞬間、シンカーが立木の枝に当たってるかのような手応え。

ココン、ココン・・・

いや・・これは・・・

かまわずフッキング!

バス

やはりバスちゃん。

まだ何本か抜けそうな場所なので、荒らさないようにさっさと取り込んで次のキャスト。

隣の立木へストン・・・

わずかですが、ラインが右に動いた?

フッキング!

バス釣り

こいつを取り込む際、やむを得ずエレキを回してしまったので取り敢えずここは終了。

また後でやりましょう。

デカバスバイト!?

ここからほど近い別のスポット。

いつもならヘラ師さんびっしりで近づけない場所。

やっぱ平日はサイコー

近づいてみると、以前は無かった新しい水中倒木。

枝に茂った葉っぱがまだ新鮮なまま。

沖側から徐々にポジションを変えながら撃ってみますが無反応。

新しすぎるカバーでバスがまだ付いてない?

倒木の先端付近から岸側に近づくと、さらに大きな枝ぶりが水中に見える。

水深で約3m。

ビーバーを貫通するように落とし込んでみる。

リグが水中のブッシュを貫通して視界から消えたその瞬間。

ガググー!

リグが一気に引きずり込まれた!

なんかモンスターパニック映画っぽいバイトにギョッとしましたが、身体は反射的にフッキング!

ズシン!

エッジプライド665のバットが曲がるほどの手応え!

全力でフッキングしたのに、魚体がまったくその場から動いてない様子。

これはデカいですよ!

トズラっぽくないビッグバイトにビビリながらも、まずはサカナを引きずり出す事を試みます。

ロッドパワーでリフトしようとした瞬間、サカナが動き出す。

掛けた場所がヤバめなので、少しでも動かれるとマズい。

エレキのペダルを踏んで向きをかえようとした途端、すこし右に走った。

あ!っと思った瞬間、ガッチリとロック・・・・

水中の何かに巻かれたようです・・・

ボートを反対側に寄せたりしていろいろ頑張ってみましたが、完全に巻かれたようでビクともしません。

泣く泣くロッドを置いて、ラインを手に取り切断。

エンドゲームですよ。

去年から通い始めた戸面原ダム、あきらかに50以上っぽいバイトはこれで2度目。

なのにいまだに取れてません。

流れ込みから岩盤エリアへ

惜しいバイトを逃しましたが。

とりあえず今日やり続けるべき事は見えてました。

岸際は捨てて良さそうです。

ブレイクと沖の縦スト。

あとは浮き物。

真夏の高水温時のセオリー通りですね。

そういう状況にふさわしい、取っておきのポイントがあるんですが。

そこは朝はいまいち。

もっと時間が進んでから。

そして出来れば風が出てきてからの方がいい。

さいわい予報では10時過ぎから3.4mほどの南南西の風になる様子。

それまで他のポイントを回ります。

移動中に今日のパターンに合ってるスポットが見えたので、とりあえずワンキャスト。

ドライブビーバー

やっぱりコレ。

今日のパターンは完全に見えましたが。

このパターンだと、ほんとはスモラバとか、水中でフワフワさせられるヤツの方がいいんでしょうけど。

バスにはスピニングは使わないワタシ。

スピニングリール、大っきらいなんですよね。

トラウトには仕方ないから使いますけど。

そして岩盤エリア入り口の流れ込みワンド。

水深がある小ワンドなので減水でも残ってる。

流れ込みの中にピッチ。

釣り方

戸面原ダムのレギュラーサイズ。

ワンド内で1本取れたので、移動して岩盤を始めますか? そうしましょう。

いつもなら岩盤はダウンショットですが。

今日はこのまま7gフリーリグで押し通してみる。

岩盤エリア

岩盤2

ストンストンと2尾。

ダムサイト近くのワンドへ

立木だらけのこのワンド。

奥は水通し悪いですが、入口付近は湖流が当たるので良さそう。

いつもはバンクにピッチングしますが、今日は沖側の立木のみ。

岩盤

キャンプ場

同じパターンで釣れ続きますね。

まだ時間は早いですが、ダムサイトをちょっとやってから本命エリアに移動しますか。

トズラ祭り開催

寄り道でダムサイト。

進入禁止のウキブイ下狙い。夏のリザーバーの定番ですね。

ダムサイト

ウキ

夏

ぽんぽんぽんっと。

そしてここで、予報より早く風が強まってきた。

本命エリアへ移動。

釣り方はまったく同じ。

2mぐらいまでフリーフォールさせてから、あとはスイミング。

ほとんどはフォール中にアタります。

いつもだと手元にアタリは来ないで、ラインの動きのみでバイトを察知するんですが。

今日はなぜかコツコツした、小さいが明確なアタリが出ます。

フォール

ダムサイト3

フリーリグ

ライン

シンカー

フリリグ

キリがないので画像はこのへんで。

25cmぐらいから35cmぐらいのが、ワラワラと夏祭り状態。

このエリア、この日は3回入り直して3回ともポンポン釣れた。

このエリアだけで、20匹ほど釣れてます。

ちなみにこの日のトータルは30匹。

ところでこのエリアの2回目の流しで問題発生。

手持ちのドライブビーバーのエビミソブラック、在庫が全部無くなっちゃった。

タックルボックスに3パックあったんですが、まさか全部使い切っちゃった。

じゃあ他のカラーで釣れるのか?

ニューカラーのゴリミソブラックはどうよ?

赤系のエビミソに対して、青系のゴリミソ。

せっかくの連続バイトが止まってしまったりして?

ゴリミソブラック

フリーリグ2

ワーム

落とし込み

カンケーなかったです。

この後に、ゴリミソブラックも品切れ。

ロックシュリンプのようなスモーク系カラーに変えましたが、関係なく釣れ続きました。

この日は釣り方が大事であって、色はどうでも良かったみたい。

結局、OSP・ドライブビーバーを5パックも消費。ずいぶんコストの掛かる釣りになりました。

光生園ワンド周辺

ちょっと他の場所も見たくなったので、昼寝休憩の後に移動。

光生園下の周辺を探ってみます。

減水で立木群があらわになってるので狙いやすい。

バンク寄りに落として、沖側の立木に落とし込みながらやる釣り方は一緒ですが。

風が強まってからは、魚探に写る魚影のレンジが浮き気味になってる。

そこで落とし込むレンジを少し上げる。

OSPドライブビーバー

ワンド

ライン

コンスタントに釣れる。

本命ポイントほどは祭りませんが、まあまあ飽きないほどは釣れる。

この日はバックウォーターはおろか、上流と下流に向かうそれぞれ2つの橋すらくぐってません。

ボート屋さん周辺のみの、完全本湖限定。

真夏の高水温期のトズラ限定プラン。

9月中旬以降は通用しなくなるパターンです。

9月以降水位が上がってきて水温も落ち着いてくると、トズラはシャローが俄然に良くなる。

この日に釣ってるような水深のあるエリア、あんまり釣れなくなります。

この後またしばらくは戸面原ダムに来れなくなるワタシにとって、この日が2019年最後の戸面の夏。

トズラ夏の風物詩の見納めですよ。

タックルボックス内の実弾(ドライブビーバー)をすべて撃ち尽くすつもりで頑張ります。

手持ちの弾丸を残したまま終わるなんてチキンなマネはできねえ。

まあじっさいに全弾撃ち尽くしましたけど。

帰着時間までもうちょいあるので、さらに撃ちまくり。

フリーリグで

ジカリグ

リーダーレスダウンショット

OSP

エッジプライド

バラシもまあまあ、あったんですが。

フッキング後のバラシは4匹ほど。

やり取りで遊んでたらフックオフとか。

あと、フッキングをミスったバイトはけっこうありました。

10バイトぐらいはミスったかな?

まあこれは使用してたリグにも問題がありました。

今日みたいな日って、ホントは2mラインをもっとフワフワ漂わせられるリグがいいと思うんですよ。

スモラバとか、ノーシンカーワッキーとか。

ジグヘッドのミドストもいいでしょうね。

でも私は7gのフリーリグ。

フォールが速すぎて、反応しきれなかったバスもいたと思うんです。

でもバスにスピニングは使いたくないし、風速4mでノーシンカー使うウデもないし。

戸面原ダムボートにゴンドラ?

朝出る時から気づいてたんですが。

駐車場から桟橋に降りる階段のトコに、なんか鉄骨で造ってる様子が。

コレは何?

最高にナイスなボート屋さん御夫婦の女将さんに聞いてみると、

「そうなんですよ、ねこバスさん!もうすぐゴンドラ出来ますからね!」

え!ほんとに?

これは助かります!

まあ戸面原ダムの桟橋、もともと高低差がリザーバーにしては少ないので、キツくはなかったんですが。

それでもゴンドラがあればバッテリーなんかの運搬には助かります。

しかもゴンドラがけっこうデカイんですよ。

なんか3人分ぐらいは一度に載せられそうなくらい。

ちなみにこちらのボート屋さん御夫妻は、ほんとにイイ人なんですよ。

いつも快適に釣りさせてもらって、ホントにありがとうございます。

さて次にここに来れるのはいつか?

なるべく9月中にまた来たいんですが。

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