前回に引き続いて、2週連続釣行の2週目ですよ。
酷暑の戸面原ダム。
なんたって、朝5:30の桟橋の表水温が30.5℃!
霞ヶ浦より高いんじゃない?
ここ、ほんとに山間のリザーバー?
先週よりさらに、50cm以上の減水。フル満水時より、マイナス2.7mぐらい。
桟橋の階段が2.7m長くなって、腰にツラい・・
どっかにリチウムイオンバッテリー落ちてないですか?
ボイジャーのM27、時々湖に投げ込みたくなります。
今日は日曜日。ヘラ師さん達もいっぱい。
でもバサーは10名ちょいしかいない・・・
なんか三島湖の方が人気高いのかな?
まあトズラは、アベレージが小さいですからね~
数も、三島湖の方が出てるみたいですし。
でも、今日こそは50アップを捕る!
気合だけはフル充電ですよ。
とーぜんカラ回るんですけどね。
5:40、恒例のボート屋のご主人の合図、
「それではバスの人、出船してくださ~い」
さあ、いざ出陣ですよ。ブラック釣り師の出番ですよ。ブオォ~(ホラ貝の音)
Contents
05:41 ガードレール下
やっぱり朝イチはここ、トズラ名物の崩落下。
桟橋の端からでも、ロングキャストで届くんじゃないか?ってくらい、ボート屋から近いですが。
水深10mオーバーでのトップウォーターができるトコ。
ところが・・・
はじめに気づいたのが、
「なんか水の色がおかしい」
前日に嵐があったワケでもないのに、表層にゴミが散乱、水色もカスミの洲の野原のよう。
いつもなら、ロランスに多数映るベイトフィッシュも皆無・・
表層のモジリもまったく無い・・
「これはちょっと・・ここは今日はダメかな?」
DUO・スピンベイト80 ギルカラーで10分ほどスパイベイティング。
完全にアタリなし。
戸面原ダムは今日で4回目ですが。
実釣開始10分以内に釣れなかったのは初めて。
霞ヶ浦・洲の野原でのいつもの苦労をすっかり忘れ去ってるほど、トヅラには甘やかされきってるオレ。
他のルアーにチェンジするよりも、エリアを移動しようかな、とエレキを踏もうとした途端、すぐ近くでゴボンとモジリ。
そしてまた別のモジリ。
なんだ、いるじゃん。
昨日、上州屋で見掛けて落パクした、OSP・ドライブシャッド4インチのTN・スモークなんたらカラー。
なんちゅう釣れそうなカラーだと、一目惚れして買っといたヤツ。
ノーシンカーでロングキャスト。
ゴンッ
今日のファーストフィッシュはドライブシャッドで。
そしてここから5連発。
開始30分で5匹。
でも、サイズは相変わらず。
デカイのは深めか? と思い、普段はやらないダウンショットリグ。
ここは崩落でたくさんの木が、逆さまのクリスマスツリー状態でいっぱい沈んでるポイント。
その水中のジャングルのボトムまで落としてみる。
3mほど上げたところでバイト。
・・・サイズに変化なし!
ここで移動。
06:20 トンネルワンド・水中島
今日のメインのテーマは水通し。
ワンドの奥、バックウォーターは完全無視の予定です。
主に本湖のカレントが当たってる側、そして沖目の縦スト。
もちろんダムサイトも。ここは何回か入り直してみたい。
まずは近くの、通称トンネルワンド。ここにある水中島をやってみたい。
水中島ははじめてやります。
ロランスでチェックしてみると、7mちょいから最浅で1.3mぐらいまで盛り上がってる。
ちょうど駆け上がり途中に立木があるのが、良い目印。
浅いフラットトップでも生命感がありそうなんですが、とりあえず立木をやってみる。
ヘラ師さんがそこそこ居るので、避けながら島を半周するように撃ってみるが、静寂。
ワンドの入り口の、岩の混じった日陰のバンクが気になったので小移動。
バンク際に撃ち込まれたドライブビーバーのフリリグ、そこまで深くないのに、いつまでもカーブフォールしながら手前に寄ってくる。
ラインフリーなのに、ずいぶんキツめにカーブフォールするな~
って、バイトじゃん!
フッキング!
このフォールで食って、そのままボートの方へ泳いでくるバイト、このあとも多発。
さいわい今日は食いが深い。
すぐに吐き出したりしないので、遅めのフッキングでも大体間に合いました。
07:00 ダムサイト1回目
ダムサイトやるには、まだちょっと早すぎるけど。
手前の小規模の岩盤で追加しながら、ブイ周りをチェック。
今日はブイ周りの浮きゴミが、ほとんど消えてしまってる。
こりゃ居ないかも? 水通し良くてもシェイドが無くちゃね。
一通り撃ってみるが、バイトは1回だけ。
縦がダメなら横で。
ドライブシャッドを、ブイのネットフェンスぎりぎりにキャスト。
我ながらタイトすぎるキャストだろう~・・・そこに突風。
ルアーが吹かれて、ブイに乗っかる。
ちょいっとロッドであおってみると、反対側の立入禁止側に着水。
なんだよ~と思いながら、回収スピードでリトリーブ始めた途端、ガツン。
フェンスの反対側、まぐれフィッシュ。
そこでブイにボートを付け、反対側のシェイドなんかをドライブシャッドで巻いてみる。
あっけなく2本追加。
しかし今日は、ドライブシャッドが良く釣れる。
釣具屋でピンときたこのカラー、もっと買っとかないと。
結局この日だけで2パック消費。
まあ、吹っ飛ばされた2本以外は回収済み。補修して再利用しますけどね。
10:00 バックウォーターと中島ワンド
西側の上流はもともと浅め。
この減水で、エレキが当たるほど浅くなってるんですが。
一見居そうにないバンク沿い、ちょっとした変化があるトコだけ撃ってやると。
捕れますね。
ただ、この辺りから写真撮るの飽きてくる。
サイズがぜんぜん上がりませんからね~
写真なんか撮るモチベーションが・・・
こっち側のバックウォーター、意外と水深が残ってたので上がってみる。
いい風抜けてるし、水はクリア、オーバーハングでシェイドもしっかり。
でもちょっとサカナは居ないっぽい?
って岸を覗くと、いきなり35ちょいのバスが2匹。
いるじゃねーか!
急にやる気になったところで、進行方向にオカッパリの人発見。
はいUターン。ここはもういいです。
中島ワンドで、立木でもやろっと。
このぐらいから、だいぶ風が強まってきました。
涼しくていいし、サカナの活性もさらに上げてくれそうな、いい風。グレイトですよ。
でもけっきょく、立木はノーバイト。
っていうか、立木とか杭の落とし込みって、むかしからヘタなんですよね。
立木はダメで、バンクから1本獲って終了。
さてお昼になりました。岩盤を見つつ、ダムサイトに入り直しますか。
12:00 岩盤+ダムサイト2
トヅラ最大の岩盤エリア。
この季節だったら、この場所だけで1日タコ粘りでも、二桁カルく行くんじゃないでしょうか?
カットテールのノーシンカーワッキーとかが、たぶん一番釣れるんでしょうけど。
そこに、7gフリリグのビーバーを叩きつけてしまう。
それでも釣れてしまう。
いや、今日はパーティーデイですよ。
じゃ、ブイ周りに移動。
今度はブイでは獲れず。
でも周辺の岩場のシェイドだと、ポロッと食ってくる。
ひと流ししてから、ゴミ撃ちがしたくなりました。
でもここ2週ぐらいのトヅラ、減水のせいか浮きゴミの多くが、流されてしまって無くなってる。
でもここから光生園ワンドの方を見ると、なんかゴミがありそうじゃないですか。
では、ゴミあさりに行きますか。
13:00 光生園周辺
光生園ワンドから橋方面までの南側って、水中の立木がかなりワイルドに入ってます。
いかにもデカイのが潜んでそうな雰囲気。
すっごく釣れそうなのに、ここで釣れた事がまだありません。
とにかく操船に最大の注意を払います。エレキはなるべく踏まず、ゆっくりとじっくりとドライブビーバーを落とし込んでいくのですが・・・
またもやアタリすらありません・・・
なんでだろう?
ここはホントに釣れそうなんですけどね。
たぶん攻め方が間違ってるんでしょうね。
ダムサイト3発目に戻ります。
15:20 ダムサイト3
予定では15:00までに上がるつもりだったんですが。
もうちょっとで、20匹いきそう。なんでやってみますか。
ほんとは数なんかより、デカイの1発欲しいんですけどね。
風も、まあまあ強くなってきた。
断続的に強く吹いたりやんだりしてるので、タイミングを合わせてピッチングしないと正確にスポットに入らないし、入っても流されてしまいます。
ブイと金網の間のせまいシェイド、いいところにリグが無音で入った。
ところが風で流されたのか、ラインが大きく右に動く。・・・風向きとは逆方向に。
な~んちゃってね、フッキング!オラ!
また、弱い者イジメですよ。
フックも変な刺さり方してるし。
水深があるところでのフォールの釣り、けっこう苦手。
フッキングが遅くなりがちなので、けっこう飲まれ気味ですね。
ここではあと2本追加しました。
さあ、どーするか?
このまま帰着するか?
ラストで悪あがきするか?
ボート屋近くで、最後の悪あがきします。
となれば、オーラスはあの場所。
16:00 ガードレール下アゲイン
朝イチで入った場所ですが。
ここはいつも朝だけで、午後にやった事はない。
朝と違って表層には居ないだろうが、5.6mのボトム付近に沈んだ立木のジャングルに、大物が入り込んでる可能性はないだろうか?
地形、水通し、ベイトフィッシュ、条件的には1等地のハズ。
ここで選んだのが、なぜかダウンショット。
わたくし、普段はダウンショットリグはほとんど使いません。
ではなぜ?
今回は沈み立木の枝の間を、横にスイミングさせたかったから。
水深6mぐらいのボトムを少し切って、レンジをキープしたまま横に泳がせられて枝をかわせる・・・
オフセットフック+PE+ベイトタックルのダウンショットリグ、ベストのような気がしたんです。
ノーシンカーやネイルシンカーのスナッグレスネコだと、オレのウデじゃこの風と水深じゃボトムが取れません。
ベイトタックルといっても、シンカーは3.5g。
HPシャッドテール3.6インチ、リーダーを10cmぐらいのショートに組む。
PE+SVスプールなので、ベイトフィネスじゃなくても30mぐらいは飛ぶ。
ヒュンと投げて、しっかり着底させる。
エリアトラウトのスプーン巻くよりは、少し速めにリトリーブ。
ジャングルエリアに入ると、プンッ、ププンッ、とリグが引っ掛かり気味、エッジプライドEPGC602の柔めのティップが、その度にクンクンと入る。
余計なアクションを付けたくなかったので、そのまま棒巻き。
ププンッ、クン。ププンッ、クン。クン、ググン、グン、グン、グン!
釣れとるやんけ!
3.6インチのボディに1/0のフック。
どうもHPシャッドテールの尾っぽから食ってるみたいで、この直後のアタリの時に早めにアワせたら、ルアーが身切れしてスッポ抜け。
その次もアタリ。無視してティップが完全に入るまで棒巻き。ちゃんと乗ってからフッキング。
しかしサイズがいまいち・・・
次のアタリで、ワームだけ持っていかれたところで、気持ちも持っていかれて終了。
18匹で帰着。サイズは最大で35cmぐらいかな。ちゃんと測ってませんが。
あきらかに40cm超えて見えないと、メジャーに当てる気しません。
特にこの季節は。
あとがき
今日の収穫なんですが。
以前に黄色いお店で、2000円で購入した往年の名竿、がまかつのラグゼカマー666。
当時は、地味だけど玄人好みの竿として、かなり評判高かったロッド。
霞ヶ浦の洲の野原辺りで、スイムジグなんかに使ってみて好感触だったんですけど。
今回、OSP・ドライブシャッドのノーシンカーに使用したんですが、完璧なマッチングでした。
ドライブシャッドって、硬すぎても弾くし、柔らかすぎてもフッキングしないしで、意外とロッドを選ぶルアーなんですよ。
しかも、カバーにピンポイントに撃ち込む必要もあるし、オープンでロングキャストもする時ある。
このラグゼカマー666、これらを実にラクに高次元でこなしてくれました。
私は懐古趣味は、まったく無い人間なんですけど。
でも、このラグゼカマーとか、愛用してるエッジプライドとかを味わっちゃうと、最近のロッドって、いったい何なの?って思っちゃいますね。
Xなんたらだの、マイクロガイドシステムだの、まったくどーでもいいです。
まあ、そういったイマドキロッドも何本か持ってますけど。
去年ぐらいから使わなくなりましたね~。
私のもう一つの趣味がクルマですが。
筑波サーキットのスーパーラップ、いまだにトップ10は、BNR32スカイラインGTRだったり、CT9Aランサーエボリューションだったり、なんですよ。
方や30年近く、もう一方も15年近い、それはそれは古いクルマですけど。
これらの旧車に、最新のモデルがまったく敵わない。
敵うワケないんですよ。
今のクルマは、走りの性能を最優先では造られてないから。
残念ですが。クルマや釣具に限らず、日本のモノづくりの技術が最先端だったのは、2004年まで。
それ以降は品質よりも、エコとコストカットばっかりが重視されてる。
時代とはいえ、そんな寂しさを感じながら釣りした1日でもありました。
ロッド・パームスエッジプライド・EPGC602
リール・TD-Z105HL・SVスプール
ライン・YGK・G-soul X8 Upgrade 3号
ルアー・OSP・HPシャッドテール 3.6インチ ダウンショットリグ 3.5g
ロッド・パームスエッジプライド・EPGC665
リール・TD-Z105HL・SVスプール
ライン・YGK・G-soul X8 Upgrade 4号
ルアー・OSP・ドライブビーバー 3.5インチ 7gフリリグ(フリーリグ)+シンカーストッパー
ロッド・がまかつ ラグゼカマー666
リール・TD-Z105HL・SVスプール
ライン・ユニチカ・シルバースレッドPE 3号
ルアー・OSP・ドライブシャッド 4インチ ノーシンカー